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マヌカハニーには一般の蜂蜜にはない、効果が期待できる!

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皆さんはマヌカハニーと聞いて何を想像しますか?

はちみつと連想できる方も多いでしょうが、一般の蜂蜜とマヌカハニー
違いについて分からない方も多いかと思います。

実はマヌカハニーニュージーランド政府が認めた蜂蜜で、一般の蜂蜜にはない体内の
殺菌や消毒・抗菌作用が期待できる食品です。

この記事ではマヌカハニーの効果・効能と注意点、マヌカハニーの規格について
紹介しています。

マヌカハニーてそもそも何?

マヌカハニーニュージーランドのみに自生するマヌカの樹木に咲く花から採れる
はちみつのことです。

マヌカの木は、フトモモ科の常緑低木で成長しても3~4mほどにしかならない
背の低い木です。

マヌカとはニュージーランド先住民のマオリ族の言葉で「癒しの木」や
「復活の木」という意味があり、古くから薬代わりとして用いられて来ました。

マヌカの花はとても小さく、1センチほどの花を春の終わりから夏にかけて
咲かせます。

マヌカと似た名前でカヌカがあります。

こちらは全く別の植物で花や葉っぱで見分けることもできますが、一番は
高さが違います。
マヌカは成長しても3~4mほどにしかならない低い木ですが、カヌカは10m近くまで
成長する背の高い木です。

 

一般的なはちみつとマヌカハニーの違いは体内の殺菌や消毒・抗菌作用

一般的なはちみつは、過酸化水素が含まれ、これが高い殺菌効果を持っています。

傷口にぬったりといった使い方は有効ですが、体内に入ると酵素により酸素と水に
分解されるので、体内の殺菌には向いていません。

一方マヌカハニーには、はちみつ特有の上記の殺菌成分に加えて、
「メチルグリオキサール」という体内に入っても殺菌・消毒作用が失われない
独自の成分が多く含まれています。

マヌカハニーにしか含まれないこの「メチルグリオキサール」は
元々、花蜜には含まれていません。

蜜が集められる巣の中で徐々に増えるとともに、貯蔵している間にも
徐々に増えていく成分といわれています。

「メチルグリオキサール」の特定の細菌を殺菌する能力は、通常のはちみつに含まれる
過酸化水素」と比べると、2倍にもなると言われています。

そのため、「ピロリ菌」や「大腸菌」といった多くの体内で悪さをする悪性菌や病原菌に効果を発揮してくれることが期待されています。

 

マヌカハニーが持つ効果効能と注意点

1.ピロリ菌や消化性潰瘍などの胃腸疾患の改善
ピロリ菌にマヌカハニーの殺菌成分「メチルグリオキサール」が
有効だと明らかにされています。

また、「シリング酸メチル」という抗炎症作用も、ピロリ菌が生成する
活性酸素を除去してくれる働きがあるといわれています。

2.感染症の予防や喉の痛み、風邪の予防
メチルグリオキサールには、病原菌やウイルスなどの増殖を抑制し、
除去する働きがあります。

そのため、インフルエンザウイルスなどによる感染症の予防に有効と
考えられています。

3.虫歯や歯周病口内炎の防止効果
マヌカハニー研究のピーター・モラン博士によると、マヌカハニーの高い抗菌作用は、
虫歯菌や歯周病菌といった口腔内の菌の抑制にも有効とのことです。

また、口内炎の緩和にも作用し、塗布すると効果的だと考えられています。

マヌカハニーの糖分が虫歯の原因になる不安を抱えてる方はその心配はありません。
虫歯の原因となる白砂糖の成分とマヌカハニーの糖分は構成が異なるためです。

4.整腸作用
メチルグリオキサールが腸内細菌を見定め、乳酸菌などの善玉菌は活性化させ、
悪玉菌(大腸菌やエンテロコッカス・フェカリス)は増加を抑制する働きがあります。

そのため、大腸菌サルモネラ菌といった食中毒などの原因にもなる菌の増殖を
抑制し、腸を整えてくれるほか、下痢や便秘の改善も期待できます。

5.切り傷や火傷などの炎症を和らげる効果
メチルグリオキサールが傷口の雑菌の繁殖を抑制し、シリング酸メチルが
抗炎症作用を発揮するため、切り傷ややけどなどの外傷に塗ると治りが
早くなると考えられています。

傷のある場所にマヌカハニーを少量塗布し、上から絆創膏やガーゼ、包帯等で
保護しておくとよいそうです。

 

摂取頻度
糖分の過剰摂取は体への負担があるため、1日15ml(大匙1杯)を
3回に分けて摂取が理想とされます。

注意点
1. マヌカハニーははちみつなので、熱に弱いです。蜂の巣の温度で
考えると35度前後。これ以上だと効能が失われます。

保管の一つの指標にマヌカハニーを取り扱うマリリニュージーランドでは
温度は18℃~25℃、湿度は40~50%で管理されています。

2. マヌカハニーを含むハチミツにはボツリヌス菌が混入している可能性があるため、
1歳未満の乳児にマヌカハニーを食べさせるのは乳児ボツリヌス症にかかる危険
あります。

 

ニュージーランド政府公認のマヌカハニーはUMF・MGO・MGSの3種類と数値ごとによる効果

マヌカハニーの商品を購入する際に意識してほしいのはUMF・MGO・MGSの
規格についてです。

これらはニュージーランド政府公認のブランドマークを表しています。

また、ブランドマークと共に表示されている数字は抗菌作用を表しており、
数値が高いほど高い抗菌作用と値段が上がっていきます。

 

UMF・MGO・MGSの成り立ち

UMF

「UMF (Unique Manuka Factor)」は、マヌカハニーの抗菌作用を示す規格として
最初に生まれたブランドマークです。

1998年、マヌカハニー研究の第一人者である、イギリスの生物学者
ピーター・モラン博士によって定められた規格です。

モラン博士は世界で初めて本格的にマヌカハニーの研究を行いました。
その中でマヌカハニーに含まれる特有の強い殺菌力を発見します。

その成分を「マヌカ特有なユニークな要素」という意味の
「UMF(Unique Manuka Factor)」と名付けたのです。

この成分は、今でいう「メチルグリオキサール」であったわけなのですが、
当初はまだそこまで明らかになっていませんでした。

「UMF」の数値には10+、15+、20+、25+などがありますが、これはマヌカハニー
特殊な抗菌作用を医療用消毒液「フェノール液」と比較し数値化されたものです。

例としては「UMF10+」の場合、そのマヌカハニーの抗菌作用は「フェノール濃度10%」に同等ということになり、数値が上がればそれだけ抗菌作用も高くなります。

この規格は、現在では誤差の大きい測定方法の声もありますが、一方では
生産者を制限し、厳しい検査体制を敷いているため、高い品質が保証されているのも
事実です。

「UMF」のブランドマークは、「Unique Manuka Factor Honey Association
(UMFハニー協会)」に加盟したメーカーのみが使用を許されています。

また、トレーサビリティシステムを導入し、一般市場に出回る商品の
検査や監視まで行っているのも特徴です。

 

MGO

「MGO (Methyl Gly Oxal )」は、ドイツのドレスデン工科大学の
トーマス・ヘンレ教授が2008年に発見した抗菌成分です。
これが「メチルグリオキサール」に当たるものです。

ピーター・モラン博士が「UMF(Unique Manuka Factor)」と名付けた抗菌成分が、
この「メチルグリオキサール」であったことも明らかになっています。

「MGO」のブランドマークは、「メチルグリオキサール」含有量を表示した規格です。

マヌカハニー1kgの中にメチルグリオキサールが何mg含まれているか」を
示しています。

例えば「MGO100+」の場合、「1kg当たり100mg」のメチルグリオキサールが
含まれています。

「MGO」の検査方法は、「UMF」よりも誤差が少なく正確で、
さらにその検査体制もより厳密なものであるといわれています。

ただし、「UMF」がトレーサビリティ体制がしっかり構築されているのに対し、「MGO」マークの商品は市場などでの管理は行われていません。

現在「MGO」はニュージーランドの「Manuka Health」社の登録商標となっています。

商品によっては「MG」マークも見かけますが、これは、登録商標上の表示の
制限により「MGO」が使えない場合で、実際は「MGO」と同じ規格と
受け取っていいとされます。

MGS

「MGS (Molan Gold Standard)」は「UMF」を生み出したピーター・モラン博士が
認定した最新の規格です。

モラン博士は、マヌカハニーにおいてより正確な抗菌作用の指標確立を求めて、
2008年にUMFハニー協会を離れ、2009年に新規格「MGS (Molan Gold Standard)」を
成立させました。

博士自らの名前をブランドマークに入れることで、博士による
より高い品質の保証を印象付けるものとなっています。

「MGS」は、基本的には抗菌作用をフェノール液と比較した「UMF」と同じ
測定方法です。

ただし、単にUMF数値を測定するだけでなく、他にもいくつかの新基準を設けており、純度や加熱処理、添加物の有無なども検査対象となっています。

現段階ではマヌカハニーのブランドマークの中で最も厳格な規格との声もあります。

「MGS」は、ニュージーランド政府が認定する「ISO17025認定研究所」にて
厳しい検査が複数回行われ、その結果が数値表示されます。

また、認定を受けると、モラン博士による検査結果の認定証が発行されます。

さらに、「MGS」はどんなマヌカハニーでも認定を得られるという特徴があり、「UMF」や「MGO」といった他の規格も認定の対象となります。

これは、偽物や質の悪い商品を市場からなくし、ブランドにこだわらず高品質の
マヌカハニーを流通させたいというモラン博士の試みとされます。

 

マヌカハニーの規格と数値から期待される効果

かわしま屋のWeb引用

初めて購入される方に勧めるのは上から2番目の
UMF10+、MGO263+、MGS10+です。

もっと強い抗菌力を求めるならUMF15+、MGO514+、MGS15+から
試してみるのをおすすめします。

効果の目安は他にもあります。

UMF10+
ニュージーランドの医療現場で使用されるレベル
健康維持のために選ばれるレベル

UMF15+
インフルエンザや風邪予防としてお勧めされるレベル

UMF20+
口内炎やのどの痛みに良いとされるレベル
ピロリ菌対策としてお勧めされるレベル

また、商品を購入時にはニュージーランド政府公認の品質書が同封、
あるいは販売店HPで掲載されているかも一つのチェックポイントです。

上記のも参考にし自分の体に合ったマヌカハニーを選んでいきましょう。

まとめ

マヌカハニーニュージーランドのみに自生するマヌカの樹木に咲く花から採れる
はちみつのこと。

マヌカハニーには、「メチルグリオキサール」という体内に入っても
殺菌・消毒作用が失われない独自の成分が多く含まれている。

〇 効能は胃腸疾患の改善や感染症などの予防、口内問題の防止、整腸作用、火傷などの
炎症を和らげる効果が期待できる。

〇 1歳未満の乳児に食べさせるのは乳児ボツリヌス症にかかる危険がある。

〇 UMF・MGO・MGSの3種類の規格がある。