電通が新入社員は残業時間は月45時間まで、とコメント。ホワイト企業への一歩になるのだろうか?
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始めに電通は女性社員の高橋まつりさんの過労自殺によって、ブラックな業務実態が公になりました。
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上記の記事では、遺族側の弁護士が残業時間は多い月だと130時間を越えることがあったともコメントしています。
さて、電通はこの問題もあり、今年の入社式では山本敏博社長が145人の新入社員に向けて「電通の最大の財産は『人材』です。」と話されました。
また、電通の広報を担当する河南周作局長は「一連の問題を受けて、新入社員には月45時間を超える残業はさせないほか、研修の段階から先輩社員が連携し相談しやすい環境を整えたい。労働環境改革は道半ばですが全社を挙げて取り組んでいる」とコメントしています。
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月45時間と言う数字はこの事件が発端?になり、労働基準法を改正する動きが活発になりました。
先日、発表された「働き方改革実行計画」には時間外労働は原則、月45時間の年360時間とし、労使合意し労使協定を結ぶと月平均60時間の年720時間になる、と明記されています。
今回、これが絡んで月45時間の数字が出てきたと思います。
電通は月45時間をクリアできるのだろうか?
この問題が大きくなるまでは社員の素養にもよるが、新入社員が月100時間の時間外労働は珍しくなかったと私は考えています。
月45時間をクリアするには会社側が準備できてないと難しいと思います。
ない頭で考えてみた。
1.全体の仕事量が問題の発覚前より減り、45時間を超えないで済む仕事量になった。
2.全体の仕事量は変わらないが、45時間を超えずに済む社員数を確保した。
3.新入社員以外の社員がその分、働く。
頭が切れる方から見ればツッコミ所満載の考えかもしれないが、3だったら広報の方が仰った「研修の段階から先輩社員が連携し相談しやすい環境を整えたい。労働環境改革は道半ばですが全社を挙げて取り組んでいる」
先輩社員は相談受けてる余裕はあるのだろうか?新入社員が将来、今の先輩社員の立場になるのなら、改革は道半ばで挫折することになるんじゃないだろうか?
労働基準法の改正案が通ったら、今の長時間勤務を強いている会社がどういう対応するのか興味がある!
どんな抜け道を見つけるのか!?
でも、改正案もエッグイよなあ~45時間まではOKだもん