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日本の難読地名と由来~山形編~

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日本の難読地名と由来シリーズでは難読地名の由来に
ついて
諸説も含め、説話として残っているのを
紹介しています。

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山形県の難読地名と由来



七日町(なぬかまち・なのかまち)

住所

山形県山形市七日町

【由来】

最上義光公が産業振興のために「市日(市場を開く日)」を作りました。


ちょうど現在の七日町商店街のある区域は「7」のつく日に市を開いたことから、「市日」をそのまま町名に
制定した際に
「七日町」となりました。

七日町の由来

温海(あつみ)

住所

山形県鶴岡市温海

【由来】

温泉から溢れ出た温かな湯が、川に流れ込み、日本海

温めたことに由来します。

温海地域の概要 鶴岡市

五十川(いらがわ)

住所

山形県鶴岡市五十川

【由来】

アイヌ語イカ川ika(越える)の転訛で
「川伝いに,山越えする所にある川」の可能性。

東北のアイヌ語由来とみられる駅名(山形県・福島県)(3) – 地名アラカルト

茅原(ちわら)

住所

山形県鶴岡市茅原

【由来】

鶴岡城下の北にある農村で茅原村といった。

村ができる前は、茅(かや)の繁茂する原野であったことから茅原村と名付けられたと見られ、現在の地名になったと思われる。

旧町名とその由来3 鶴岡市

手向(とうげ)

住所

山形県鶴岡市羽黒町手向

【由来】

「神に手向(たむ)ける」がその名の由来で、
昔はそのまま「峠」とも書いていた。

もしくは昔の人々が山を越える時に、峠で手を向かい合わせ無事に登れたこと、そして下りも無事で行けるよう
拝んだ。

拝むときに手を向かい合わせることから、

“ 手向(とうげ) ”と呼ぶようになった。

11.羽黒の宿坊町ー手向(とうげ)|スピリチュアル☆ファンタジー2

手向(とうげ) : 山形県 鶴岡市 大工さん (有)親和創建 家づくり日記

鼠ヶ関(ねずがせき)

住所

山形県鶴岡市鼠ヶ関

【由来】諸説あり

1.「寝ずが関」で、一晩中寝ずに張り番をする番所、関所を由来とした説


2.「子(ね・北)」の「津(つ・港)」の関所という説がある。

有力なのは後者の「子津の関所」であり、11世紀の歌枕に記述が残り、歴史的背景も確かである。

「鼠ヶ関」の地名の由来

鼠ヶ関より: 鼠ヶ関の地名について

 無音(よばらず)

住所

山形県鶴岡市無音

【由来】諸説あり。

1.「よばらず」は招かない、交際しないの意味があり、
この地が羽黒山領だったため、周囲の村との付き合いを
絶っていたためとする説。

2.昔、このあたりは沼で、行き来には船を使ったが、音をたてると沼の竜神が怒るので音をたてないように渡った。

竜神をよばないようにということに由来する説。

難読地名、無音「よばらず」: 多摩湖畔日誌

「無音」の地名の由来

生石(おいし)

住所

山形県酒田市生石

【由来】

石材の産地としての伝播地名。

大沼 浩『荘内地名辞典』 【お】

柏谷沢(かしやざわ)

住所

山形県酒田市柏谷沢

【由来】諸説あり。

1.『カシワの木の自生する沢』

沢名には植物によるものが多いので、柏の生える沢を採る。

ただしカシかカシワかは、はっきりしない。

2.陸路がなく渡船にたよったので、アイヌ語
カスイ(徒渉する※川などを歩いてわたること)からともいわれる。

大沼 浩『荘内地名辞典』 【か】

寒河江(さがえ)

住所

山形県寒河江市

【由来】

現在の神奈川県にある寒川神社(さむかわじんじゃ)の
近在から
この地に移住してきた人々が、古里の
相模川流域とにていることから、
またその自然に
魅せられたことから「寒川」(さむかわ)と称したことが

起源と言われており、すでに平安期の日記には、
寒河江」の地名がみられる。

寒河江の語源は、「寒川」は川沿いが寒いことから、
「江」は河川が増水するたびに入江を作ったことの名残とされている。

寒河江

「寒河江」の地名の由来

左沢(あてらざわ)

住所

山形県西村山郡大江町左沢

【由来】諸説あり。

1.かつて寒河江荘の領主だった大江氏が、近郊の長岡山に登って西の方を眺めたとき、平野山の左手に見える山谷を「あちらの沢」と呼んだことが、地名の由来だと
言われているもの。



2.大江町と朝日町の境界上に位置する山岳信仰の山
「日光山」から、
太陽の昇る東の方を望み礼拝したとき、左手に見える沢を

「左沢(あてらざわ)」と呼び、
右手の朝日町方面を「右沢(かてらざわ)」と称したというもの。


3.最上川(もがみがわ)の左を流れる
月布川(つきぬのがわ)の左岸に開けた土地であるから、
「左」という字をとったという説。


4.アイヌ語では「ア(支流の)」「テイラ(森林のある低地)」や
「アツテイラ(ニレの森林の低地)」があり、
また「アツテ(絶壁)ラサワ」で
「東岸は絶壁で、西岸は低い」とする考え方。


5.柳田国男氏が考えた、崖や山などに生える木々は、
根元部分が曲がってその後垂直に伸びている。

その曲がった部分が、大工用語で言う「あて」の
部分だそうで、
そのあての形とこの最上川の形が似ているので名付けられたという説。

あてらざわ温泉湯元旅館:左沢の由来

左沢[あてらざわ]の地名の由来 – 大江町観光物産協会HP

「左沢=あてらざわ」の謎 | 株式会社カイノ電器 | オール電化・家電・パソコン・空調工事

及位(のぞき)

住所

山形県最上郡真室川町及位

【由来】

修験道が盛んだった頃、付近の山でも山岳修行が行なわれており、修験者たちは「のぞきの行」といわれる修行を
積んでいた。


「のぞきの行」とは、

「険しい断崖の端から宙づりになり崖の横穴をのぞき込む」

というもので、大変な恐怖との闘いであったようです。

やがてこの「のぞきの行」をして「高い位に及んだ」修験者がいたことから、その位が「及位」と呼ばれるようになった、というのが
由来の定説とされている。

2/5 日本全国、珍駅名さんいらっしゃい! [鉄道] All About

及位 – Wikipedia 


海味(かいしゅう)

住所

山形県西村山郡西川町海味

【由来】諸説あり。

1.アイヌ語の「カイシュツ」は「平坦な丘」という意味があり
海味の山々に似ており、それが転訛し「カイシュウ」となった説

2.考察
海味は江戸時代に最上川舟運で栄えていた頃、
その支流の寒河江川の船着場では「海朱」と言われていた

(当時は船荷を明確にするため、荷物は朱色の刻印が押され、
酒田の海へと続くことから海朱(かいしゅ)と呼ばれていた)。

それが、昭和元年に三山電鉄が開通した時、海味駅の駅員が
「カイシュウ、カイシュウ!」

と乗客に知らせるために語尾を伸ばしたのがいつの間に
定着し、
「カイシュウ」と呼ぶようになったという考察。

ただ、山形には貝少(かいしょう)、皆集(かいしゅう)沢、皆朱(かいしゅ)、海生(かいしょう)と似たような音が多いのと

海味の古老は「昔は海朱、海宿とも書いていた」と語っており、「カイシュウ」という読みが先にあり、海朱などは
当て字の可能性があります。

海味の語源 | シュンポシオン<掲示板> | 364
“海味”ってナント読む??|やまたけパラダイス!

古荒新田(こあらしんでん)

住所

山形県酒田市古荒新田
※現在はひらがなの「こあら」表記も見られます。

【由来】

『廢田を再開発した村』

一旦耕作を止めて荒れ地になった古荒場を、再開発した
新田村である。

大沼 浩『荘内地名辞典』 【こ】
古荒新田:山形県酒田市こあら | バス停まっぷ
こあら(山形県酒田市)

文下(ほうだし)

住所

山形県鶴岡市文下

【由来】不明、ですが、見つけたのを紹介します。

1.弘法大師が赤川上流から母宛に書いて流した手紙が
辿り着いた説。


2.毒酒を飲まされた余目城の城主が、
ここまで逃れてきて遺言の文をしたためた説。

3.帆出しが転訛した説。

※3の考察が個人的に面白かったので紹介します。

「トシマサ」なる箪笥職人に一目惚れした、「おみき」なる女性がいました。

おみきはトシマサに恋文を渡そうと渡し舟に乗りましたが、誤って途中で恋文を川に流してしまったそうです。

そこに、上流から舟が通り掛かり、
おみきは「どうか拾って下さい!」と叫びました。

そのままでは追い付かないと思った船頭は、帆を出して
推進力を上げて、
おみきの落とした恋文を拾ったと
言います。


上記の恋文を拾うために帆を出した場所と言う事で
「帆出し」。


帆出しが訛り「ほうだし」に変化して適当な字(文下)を

宛がい集落名とした、と言う説です。

ちなみに考察したサイト様を読むと、トシマサとおみきは
結ばれなかったみたいです。

文下のケヤキと山の神のケヤキ

昨日のお昼と「文下の地名の伝承」 – 旅館 琴平荘 ~社長の独り言~

鶴岡市

住所

山形県鶴岡市

【由来】

鶴岡市のある庄内地方は、最上川により二分されており、
南に鶴岡、北に酒田の街があります。

慶長8(1603)年、酒田の港に巨大な海亀が這い上がった事を吉事とし、酒田の城を亀ヶ崎城とよぶようになり、これに対応し最上義光大宝寺城を改め、鶴ヶ岡城と
呼ぶようになったようです。

鶴岡の地名は以上のように、鶴と亀の吉事にちなんで
名付けられました。

地名

山形以外の東北地方の難読地名

 

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